真珠のネックレスを買った話

結構前に下書きしてアップしてなかった話です

 

 

はい、もうタイトルでネタバレなんだけれどもね。むしろ本文要らないんじゃないのって。

 

前回書いたブログを覚えておいでだろうか。

そう、「社会人10年記念としてご褒美を買おうと思っている。けれど、普段から欲しいものは買っているので、大それたものは買わないつもりである」と書いたものである。

 

大それたもの…??え、真珠買ったんでしょ…??

ってなるよね。私も読み返して、なった。笑

 

いやっ、あの、これには訳があって。(見えない誰かに言い訳)

 

まず、真珠のネックレス全く関係なく、お気に入りのネックレスのチェーンの一部が緩んで外れてしまった。

このネックレスこそ、前のブログの最後に書いた(無論自分の)イニシャルネックレスなのですが、これはハタチの誕生日のときに母親に買ってもらったお気に入りのもの。なのでもう、干支一回り以上つけ続けている。。

12年以上頻繁につけても全く飽きず、むしろ今でも褒められたりするのがすごいなー、と思っている。

まぁそれ以上に、「ハタチの誕生日にネックレス買ってもらったことが干支一回り以上昔の話」という事実のほうも衝撃すごいんだけどね…笑

 

それで、一応お気に入りのネックレスなので、壊れちゃったときは買ったお店に持っていくことにしている。

(と言ってもデパートに入っているようなブランドではなくて、ショッピングモールに入ってる宝石屋さんみたいな感じ)

今回も、そうしました。

 

まずはどうぞお席に、と案内されて座ったのが真珠のショーケース。わぁ真珠だー、くらいでしたこの時は。

今フェアやってるんで良かったら〜(^^)という店員さんの声がけにも、「いやいやw買う訳ないじゃんww」ぐらいの反応でしたこの時は。

 

そしたら、どうやら修理には保証書を持って来ないといけなかったらしい。購入店舗に電話して確認してもらったり、いろいろ時間がかかってしまって、その間ずっと真珠を見ていた。

 

「真珠素敵ですね…」と私がポツリと言うと、

「そうなんですよ!良かったらつけてみませんか??」

ホラァ、すぐそう言う〜そう言うと思ったぁ〜

「あっじゃあいいですか?」←即答

 

だって、つけてみたかったんだもの!!綺麗なんだもの!!

 

そして、三十路も過ぎた今、法事とかで身につけられるパールが欲しいな〜、とは、しばらく前から思っていた。

けど、どこで買えばいいのか分からないし相場も分からない。。試しにミキモトのサイトとか見ると50万円くらいするし…笑

ということで、「いつか向き合う日が来る気がするが、取り扱いがめんどくさい」人生の案件として、後回し、後回しになっていたもの。

 

つけるくらい、勉強としていいか!と思ったわけです。

少なくともネックレスの修理という、用があって来ているわけだし。

 

 

んで、つけたのね。

「こちら、○○真珠のなかの○○真珠というもので、すごくツヤがあって綺麗なんですよ〜っ!」

おぉ…綺麗!

「サイズ的には、平均的なものより少し小さめになってます。」

 

ちなみに、常識かもしれないけれども、真珠は大きければ大きいほど値段が高くなる。まぁ貝の中で作ってるわけだしね…大きくなれば時間もかかるよねきっと…

 

つまり、小さいほうが、同じ質の真珠でも少しお手頃。

「お客様は小柄なので、小さいものでも違和感はないですねー。」

そうか。じゃあそれでもいいのかも。安くなるし。

「せっかくなので標準サイズも(^^)」

そうね。せっかくだしね。どれどれ…(つけた)

 

うーん、標準サイズと言われるだけあって、やはりしっくり来る気もする。

いや、でも。。うーん。。

 

 

「ちなみになんですけど…お客様、皆さま初めは小さいのでもいい、って言って購入されるんですが、物足りなく感じてきたって言って、一回り大きいものを購入し直す方が多いです(`・ω・´)」

 

今思えばそういうセールストークの推しなんだろうけど、個人的には「やっぱり!?」ってなった。

 

だって、今ですらそう感じてるから…

標準サイズつけてから、小さいのまたつけてみたら、「あれ?小さい?」ってなっちゃってるから…

 

いや、まじでこのとき、「宝石って怖い…!!」って思った。

もっといいもの、もっと綺麗なものをつけたい、って願望がめちゃくちゃ湧き出てくる。笑

 

しかし、落ち着け私。餅つけ私。

店員さんは、いいやつばっかり見せてくる。。

 

今はちょうど真珠フェア。

私が見せてもらったやつよりもともと安いけど、それがさらにがっつり半額くらいに下がってるものもショーケースには入っていました。

それで、いいじゃん…!!

 

それもつけてみたいと言うと、店員さんもどうぞどうぞ〜という感じで取り出してきて、今まで私がつけてきた商品に並べて置いた。

そしたらさ…!

 

全っ然違う…っ!!

 

色味も、艶も、表面の滑らかさも、全然違うの…!!

いい方は、素敵なの…!!綺麗なの…!!

 

もうね、取り出してもらったお安めのほう、つける意欲を喪失するほどの違いだった。

 

初めからそちらを見ていたら違うのかも、とも思うけど、、(並べて比べる機会もないし)

けれど、やはり素敵なほうを身に付けたいのです。

そう思っている自分に気付いたとき、二度目の「いやまじで宝石怖い…!!!」を感じた。

 

今までの人生、宝石に惹かれたことなんてなかったのです。

アクセサリー欲しいなーってときもデザイン性重視であって、むしろ石が入っているかどうかを考えたこともないし、ましてや「宝石」を求めたことなど一度もなかったのです。。

 

そんな私が。

より綺麗な宝石を身に付けたいと、心から思っている。。

 

ほんとうに、世の権力者が宝石を権威や力の象徴にしたり、着飾ったりしたのがよく分かる(気がする…)

 

いや、だってこんなのいっぱいついてる王冠私だってかぶりたいもん、絶対綺麗だもん。笑

 

石には魔力があるというのは本当だと思います。。

こんな街中の宝石屋さんですらそう思うのですから。。

 

 

話は現実に戻りますが、結局、清水買いで標準サイズのものを購入したのでした。

 

相場とか勉強せず買っちゃったけど…でもずっと欲しかったものではあるので、そしてきっかけがなければずっと買わない可能性もあったので、買えて満足。

あと、そういうことしてくれるの知らなかったんだけど、表示価格からめちゃくちゃ頑張って値引きしてくれた。

ずっと接客してくれてた若い店員さんが、「え、えー!店長っ!いいんですかっ!お客様、私この価格は見たことありません…!」などと、めちゃくちゃ怪しい演技力で訴えかけてきたけれども、店長の顔はわりとガチで引きつっていたのでたぶん店長さん的には頑張ってくれたのだと思う。

価格提示されたあと、「ちなみにさっきもらったクーポンも使えます?」とか聞いてくる客(私)に、店長「もーいいです!決算なんで!使っちゃいましょう!使ってください!」と半ばキレてたので、たぶん本当に頑張ってくれたのだと思う。笑

(とはいえ、購入後相場がめちゃくちゃ気になって調べまくったけど、たぶんおかしな価格設定とかではない!笑)

 

 

ただ、購入後に「お客様の体型や首周りの太さ的に、玉を抜いて長さを調整する必要があり、工場での作業となるためお渡しは約一ヶ月後である」旨を聞かされて、しょぼーん(´・ω・`) 

連れて帰れないのか…

 

時計のチェーンと同じように、抜いた玉も返してくれて(返してくれないと困るけど)、やっぱり長さ伸ばしたいーというときはまた入れてくれるのだそうです。宝石業界では当たり前のことなんだろうけど、そういうことも知らずに生きてきました(*'▽'*)

 

早く会いたい…

 

旅行でどーんとお金を使うことはあっても、モノ(バッグとか)に使うのって緊張しちゃって、あんまりこれまでなく。(なわりに中途半端な金額で乱発するタイプ)

 

まさか真珠かー、と。

 

 

今一番の懸念は、

「こんな汚い部屋に彼女(真珠)をお迎えしていいのだろうか?」

ということ。

母親に言ったら

「そんなもの無さそうで防犯上かえっていいんじゃない」

とのことであった。

 

おわり