日本語を勉強する回

よくスマホで無料のマンガとか読んでるんですけど、

今日もまたいつものように読んでいたらその中のセリフで

 

女「その話が本当なら・・・もしかして・・・」

 

男「あぁ。その『もしか』だ」

 

っていうのがあったんだけど。

 

 

「その『もしか』だ」

 

ってめっちゃひっかかるんだけど、一般的に言う・・・?

 

 

女「その話が本当なら・・・まさか・・・」

男「あぁ。その『まさか』だ」

なら全く違和感ないのですが。

『もしか』単体で見たことなかったので、もうマンガの内容とか、その『もしか』とやらの内容が全く頭に入ってこないぐらい気になっています。

軽くググってみたら、やはり「もしか‐したら」「もしか‐すると」という用法しか出てこなかったけど、一応「もし+か(係助詞?)+したら」となり、「もしかしたら」で一語ではないので、あながち100%おかしいとは言えないのかな・・・?

 

でも、めっちゃ違和感。

 

気になりすぎて、高校時代の電子辞書の電池を入れ替えしてまで調べたのですが(広辞苑)、「もしか」としての欄はあるものの、結局例文は「もしか‐したら」「もしか‐すると」用法しかなく・・・

うーん。。。

私が作者なら、「その『もしか』だ」が文法的に間違ってなくてもこんなに違和感感じさせるなら『まさか』に変えちゃうなぁ。語感的に女に「もしかして」って言わせたかったとしても。

 

と、納得のいく用法は得られなかったのですが、電子辞書で「もしか」を調べたら関係用語みたいなのに「もしかあんにゃ」という欄があり、字は「若しか兄」と書くのですが新潟で「次男」という意味なのだそうです。

「兄=長男=跡取り」なので、「もしかしたら跡取りになれるかもしれない」ということだそうです。まぁ、長男に何かあれば次男が跡取りになることもあり得るわけで・・・その通りなんだけど、なんつーか、めっちゃ露骨だな日本語って。。

裏を返せば跡取りになれなければ何にもならないことを、無言でめっちゃ前面に押してきてるというか。まぁ、実際そうだったみたいな話はよく聞くけどさ・・・

それ、言っちゃう?って感じだよね。

 

広辞苑によると、さらにその類語で、鹿児島のほうで「用心子」という言葉があって、これも次男、三男のことらしいです。もう、ほんっと露骨。笑

要は長男に何かあったらのために、という感じなのかな。

 

こういう語を見ると、昔の人って不条理に強すぎる。という驚嘆。

強いも弱いも、そういう世間だったからしょうがないということかもしれないけど。うーん。。

深い感想はひねり出せないのですが。。

 

 

まぁでも、こういうおまけがついてくるから辞書は楽しいよねー。広辞苑にはなんとなく心の信頼を置いています。

もしかして、辞書好きかもしれない。

うん、そのもしかだわ・・・

(ぎこちない)