腫れやかに晴れやか

あの。抜いてきました。親知らず。

 

特に痛くなったわけじゃなかったんですけど、いつか駆逐してやると思っていたので別件で歯医者行ったついでに思い切って言ったんです。で、じゃあ次回やりましょうということになり、やっと今日。

しかし、数年前に反対側の親知らずが急に痛んで抜いたとき、めちゃめちゃ痛かった記憶があるので、いざ昨日になったら、怖くて怖くてすごくブルーになった。マタニティブルーってこんな感じなのかな(たぶん違う)。

でも近づくにつれて「もうここまで来たらやるしかない!」と心が決まった感じになって。母になるってこういう感じなのかな(たぶん違う)。

 

さて、そんな感じで本日歯医者へ。大掛かりになるので奥の別室に連れていかれる。恐怖。

まず麻酔される。昔の麻酔って、ブスリって感じで「いったーーーーーーーい(´;ω;`)」となったものだったけど、最近って魚の骨が刺さる感じのチクリとした痛みだよね。まだ我慢できる。

 

そして、「痛み止めの薬はもちろん出すけど、事後の痛みを軽減する(回復を早める?)点滴があって、希望があれば打てるけどどうする?」とのこと。点滴打ちながら抜歯されるのだそうです。

事後の地獄の苦しみを知っているだけに、それが軽減するというのならぜひともやっていただきたい。しかし、問題が一つあって、ものすごく注射が嫌いだということ。

昔から嫌いだったけど、大人になるにつれてすごく苦手意識が強くなって、「大嫌い」と言っても過言ではないぐらい。。

点滴ってあれでしょ。ずっと腕に針刺さってるんでしょ。。何それ。。。

すごく迷ったけど、事後の地獄の恐怖のほうが勝り、点滴をお願いすることにしました。

私「注射すごく苦手なんです・・・」

医「そうなんだー、歯は麻酔するから痛くないけどこっちのほうがストレスかもね!!(陽気)」

私「(ほんまやで・・・)(´・ω・`)

医「さて、それじゃさっそく・・・あれ?・・・うーん、それ!」

私「痛い」

医「これ痛い?」

私「痛い痛い痛いめっちゃ痛い」

医「ごめん・・・柔肌を傷つけた。。」

私「ということは!?まだ終わってない!?あんな痛かったのに!?」

医「うん、ごめん。。。痛くしただけだった・・・」

私「(絶望)」

医「血管が太いと見せかけて細いんだよなぁ・・・」

私「(そうなんです持ち主の神経と同じで意外と細いんです!!)」←言う余裕なし

医「押さえると逃げるってどういうこと?うーん・・・難しい」

助手「○○先生呼びます?」←たぶん注射得意な人

医「○○先生空いてる?・・・あ!いけそういけそう!!」

私「(なぜそんなに手探り感を患者に全開)」

医「入ったよ!もう大丈夫!!ごめんね!!」

私、それまで恐怖ですっごい顔していました。刺されているところは当然見れません。

あと、結果的に「そこに刺す!?」みたいな場所に刺されました。

私「私、本当に注射苦手で、採血とかで看護師さんにされるのもすごい痛くてやだって思ってたんですけど・・・今日の注射で、今までの看護師さんは相当痛くないように素早く仕留めてくれてたんだなって今になって感謝の気持ちでいっぱいです・・・」

医「あっはっは!そうか~愛情だけはあるんだけど・・愛だけじゃダメか!ごめんね!!笑」

 

愛だけじゃダメなんだと知った、冬。

 

笑いごとじゃない。

助手「トラウマを植え付けちゃいましたね・・・笑」

まったくです。

 

医「さて、そうこうしている間に麻酔は効いてきたかな?」

うん、注射に手間取って相当時間かかったんでもうばっちり効いてますよ!!笑

 ちなみに、一回注射失敗したため腕には2つガーゼ貼られてた。


さっそく施術。麻酔かかってる感触はばっちりだったけど、ほんとに切られたりしても痛くないのかすごいドキドキしたけど大丈夫でした。お医者さん、よくためらわずに切れるなぁ。「かかりあまくて痛がられたらどうしよう!?」とかビビっちゃう人はお医者さんになれないんだなぁ。仕事ってすごい。

あ、今さらですが、表面には一切出ずに真横で眠っていた下の親知らず(&その上)です。なので切開されたはず。よくわかんないけど。そして、ドリルで砕かれてるっぽいんだけどこれも苦戦していた。「うーん」ってすごい言われた。

終わった後には、「ほかの人じゃかなり苦戦したと思うよ。ちょうど私が担当できて良かったかも」というようなことをおっしゃっていた。注射苦戦してたくせに・・・wと思ったけど、本業でしっかりやってくれたから素直に感謝しなければ。

何を苦戦したのか聞いてみたら、「なんかとにかくガッチリはまってて」とのことでした。「頑固な感じですか?」って聞いたら「そんな感じ」って言ってました。なんですかね、宿主に似るんですかね。

 

いろいろ書きましたが先生がすごくいい人そうだったので、今までになく「痛い」ということを我慢せず主張出来て私としてはとてもいい経験になったと思います。

あとは、麻酔切れてからの痛みとどれくらい戦わなきゃいけないかだなー。あんなに辛い思いしてどれだけ効果があるのか楽しみです。いや楽しくはないな。

そして二次的な効果としては、抜いたほうが腫れてきているため、反対側(通常)を見ると「あれ私本当はめっちゃ小顔!?」と一瞬幸せな見間違いをできることです。笑

 

まぁこれで人生の宿題が一つ終わったような気持ちです!!皆さんも今週一週間おつかれさまでしたー!!(腫れやかに晴れやか)