麗しの彼女と親友

最初は完全に見た目に惹かれて。

こんな子連れてたら、自慢だなーって。


それで、さっそく手に入れて、
連れ立ってはみたものの、実際歩いてみると、イメージとは違うもので・・・



なかなか上手く行かなくて、満身創痍になり

あの子はあの子で、疲れ果ててて

傷つけ合いながら、

それでもだんだん自然になっていって、

居心地が良くなっていって。


お前とだったらどこまでも一緒に行けるな!ってくらい、しっくりきて。


でも、そうなった頃には、麗しかった姿はすっかり所帯じみてて。

親友になれたと思える頃には、初めて見たときみたいな、美しさはなくなってて。

こんな美しい子を連れ立っていけたら、どんなに素敵だろうかという、
あのときの恋い焦がれる気持ちはとうになくなっていて。


憧れの彼女と、親友、どっちが良かったんだろうか。





そういう靴が、女にはあります。


(たぶん。少なくとも私には、何足か。)



さて、梅雨時期ですね。うっかり雨の日に本革の靴とか履かないように気を付けましょう。
(今シーズンすでにやった)