図書館にて思った

今日、珍しく図書館に行きました。

 

そしたらね、壁に「10代向けの本だな」っていう張り紙がしてあって、

何をそんなに納得しているんだってしばらく思ってたんですけど

「本棚か・・・!」って数十秒後に気が付きました。

 

「10代向けの本だな」「そうだな」「うむうむ」ってことだと思ったまま帰るところだった。

 

子供向けに漢字をかな書きするのがすべて正義とは限らないのです。

いわゆる「ここではきものを脱いでください」問題だよね。

履き物脱ぐとこで服脱いだら大問題になっちゃうからね。

 

 

そして、タイトルをずらずらーっと眺めていて思ったんだけど、「○○はなぜ○○なのか」っていうタイトルの多いこと!このタイトル、自分だったら絶対手にとらないんだけど、世間的には売れるのかな??注意をひきつけられるのかなぁ。

誰もが、「確かに!」と思える内容であれば、興味がわくのもうなずけるんだけども。たとえば、結構昔だけど「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」みたいな本ありましたよね。言われてみれば、確かに!と思わせて、その理由まで興味を引っ張ってく。っていう戦法は、いいと思うの。

 

それを、みんな安直にひっぱりすぎなんじゃないの・・・?と素人の私は思う。

「いや、知らねーよ」って心の中で突っ込まれて終わる本たくさんあると思う。

少数でもそういう疑問を持っている人の心に届けばいいのかな。

だったらいいんですけど、何も知らないこちらとしては、そもそも事実と認識していないのにいきなり話しかけてくる感じがすごく唐突で、全く共感できない。

本だから話しかけてはこないんだけど(当然)、これが人なら怖いし苦手だなーと思うと思う笑

 

「なぜ素数は人を惹きつけるのか」みたいな本があって、いや生まれてこの方惹きつけられたことありませんけど・・・?ってなっちゃった。人間みな素数に魅せられてると思ったら大間違いだぞ。私のなかの素数の限界19ぐらいだぞ。

 

「○○の名画はなぜこんなに面白いのか」とかね。そりゃ名画だしね。って思った。作者のテンション高そう。「○○の名画ってなんでこんなに面白いんだと思う?」っていきなり話しかけられたら心の中で変人認定しちゃいそう。

私が初めてご対面するなら「○○の名画って、いいもんだよ」ってそっと教えてほしい。

 

テーマによるのはもちろんなんだけど、悪い意味で学者感漂ってる感じがするなー。この作者にとってはそうなんだなーふーん。で終わる。

 

あと、変化球ですが、「あなたは人生に感謝できていますか?」みたいなタイトルの本があって。

これはこれで「余計なお世話です」って心の扉を静かに閉じた。

 

ほんと疑問形のタイトルはリスキーだと思う。私みたいな根暗から賛同されない可能性がある(気にしているのは私くらいという可能性もあなどれない)。

 

 

そんななか。民俗学とかのコーナーはなんとなく覗きたくなるんだけど。

「おなら考」という名前の本があって、これだから民俗学はーっ!全く!!ってなった(いい意味)。

「私はおならについて考えます」っていう、他者を意識してないタイトルの潔さ。すごくいいと思う・・・。

べた褒めだけどちなみに借りてません。

 

あと、ちなみにちなみに、調べものもまったく参考になる本なかった。笑