浅はかストーブ

ストーブの話。


うちのストーブ、給油サインがきらきら星のメロディなんだけど、家でのんびりしてるときに高らかにあれが流れると本当に、本当に怒りにも似たやるせなさを感じる(私だけじゃないと信じてる)。

実家にいたときはじゃんけんで給油する人を決めたりしたものですが、今は私しかいない…

無視しようもんなら、ちょっとすればさらに早口きらきら星で急かしてくる。マリオかよ。


てことで、数年前から、給油サインが鳴る前に、まだ灯油残ってても給油するという活動を始めた私。これがめっちゃいい。

ストーブに急かされない。

これ見よがしにきらきら星を歌うアイツを見ずに済む。

ストーブの消費に支配されず、むしろ私がストーブを支配している安定感。←壮大

これは、私にとってかなりのストレス軽減…!!!


なんだけども、昨日久々にうっかりきらきら星を許してしまった。

帰宅してバタバタしてるときだったこともあり、このタイミングに!と悔いつつ給油する。


んで、これ前も書いたんですけど、給油後にタンクをセットするとストーブが灯油を吸い込むときの

ごっきゅごっきゅごっきゅごっきゅ

って音がすごい私好きなのね。

こいつも満足、私も満足。っていうか?よしよし、いっぱい飲みなさいよ♡ってなる。


しかし、昨日は余裕がなかったので、タンクセットするなり電源を入れたんですよ、私。これは私も悪かったと思っています。えぇ、彼に灯油を飲む十分な時間を与えなかったのですから。

しかしねー、電源入れたとたん、きらきら星歌い出すあいつ、なんなの?笑

「ちょっとーさっき灯油足りてないって言ったんですけどどうなってんのー?来てないよー??」みたいなあのドヤ顔のきらきら星。

いや、入れてますけど?ちゃんと飲んでみてから言ってくれます?

って思っちゃうの、私だけなんですかね?そうじゃないと信じてるけど、ちょっと不安…笑

あの確認もせずドヤ顔で物申しちゃうストーブの浅はかさって言うんですかね。あれにはほとほと愛想が尽きる思いがする。

こういう人間にはなりたくないなと思いますね(いや家電)


しかし彼がいないと生きていけないのもまた事実…

ということで、彼の嫌な面を見ず良好な関係維持のため、早め早めの給油を心掛けるとともに、万が一きらきら星を歌わせる事態となった際には、給油されたことを認識する時間をストーブに対し十分に確保することに尽力して参りたい。


ちなみに、こういう話を友達にすると「一人暮らしなのに様々な同居人がいて忙しそうだ」とのご意見を頂戴するのですが、同居人になり得るのは電子レンジ、洗濯機、ストーブくらいですし、常にそういう心持ちで生活に挑んでいるわけではないのでご安心ください…たまになので…!いやほんとに!!笑