散髪と管理職について

仕事がひと段落したので、さっそく念願の散髪に行きました。


今年頭に長さをボブくらいにし始めてから、どうも「髪切りに行く」より「散髪する」のほうがしっくり来るんですけどどうしたもんでしょうか。


今日はどうしましょう?っていう担当さんに、短くしたいんだけどどうですかねー、そのへんお任せで似合う感じでヨロ、収拾つけばいいんで。っていうざっくりした毎回の私のオーダー。それに担当さんは嫌な顔せず、「じゃあこのへんちょっと残して、こんだけ切ろっか?んで後ろはちょっと段つけていい?」とかテキパキ提案してくれる。



さて、それでは散髪。

でさー、鏡見てたら、「あれ?そういう打ち合わせだっけ?」ってくらい気持ち良く髪が切られてですね。

もともとそんなに長くなかったのに、バッサバッサ髪が落ちてですね。

でもチキンかつ担当さんを信用してる私は黙って鏡を見てたんですけどね。

余談ですけど「チキンかつ担当さんを」って「チキンかつ弁当さんを」って読めるね。余談終わり。


仕上がったら、まぁなんつーかほんと短かったですよね。でも似合ってなくはないんだ(たぶん)。変ではない(たぶん)。

ただ、思ったより短い。それだけです。

一応、こんな感じでこのへんまで切るね?とか最初に確認されて、オッケーオッケーって軽口で了承してるだけに、なんか申し訳なくてストップかけられなかったのよね。

仕事でさ、一回ちゃんと決裁取ってるのに、そのあと何かのタイミングで「これ、なんでこういうやり方したの?」みたいなことを上司に言われることありますよね。あれ、すごい腹立つし嫌なんですけど、あれ言う側もすごい勇気いるし必要なんだなーって思いましたね。

やっぱり確認って大切。一回承認してても、あれ?って思ったら、その都度止めて確認する勇気、管理職に必要ー。

私、管理職向いてないなって思いましたね。(そもそもなれないけど)



「このへんめっちゃいい感じになったよー」と言う担当さんに「家に帰って明日からもいい感じだといいんですけどちゃんとできるかなー」と言ったら、「大丈夫だと思うよ!乾かすとき気をつけさえすれば」と言うんだけど。


違うんだ、と言いたい。ていうか言った。

こいつら(私の毛髪)すごい外面いいんだもん。美容師さんにいじられるとめっちゃ従順で聞き分け良くて、その団体行動の素晴らしさに私も「君らやれば出来るんじゃん…!!」と心の底からそのポテンシャルを褒め称えるのに、翌日から彼らはどんどん急速にやる気を失って、いつものダメなやつらになってる。

まじ外面だけいい。え?いつもうちらこんなんだよねー?くらいの感じでスッとまとまる。

でもうちに帰るといつものやつらになる、この現象はなんと呼べば。


逆に言えばね、彼らのポテンシャルを生かしきれてない私にも問題があることは重々承知しているんです。

毛髪たちも「うちらだってさー、もっと上がしっかり指示してくれればちゃんとやるよねー?」みたいなこと言ってる可能性がある。「そーそー、うちらだけのせいにされても…って感じだよね」みたいな。


いやーほんと管理職って大変ですわ。って美容院でしみじみしてた。

あと、プロってすごい。


ていうかお仕事してる人みんなすごいよ…(壮大)


髪型はいろいろ言ったけど嫌じゃないし、すぐ髪伸びていつも通りになっちゃうからつかの間のショートヘアを満喫しようと思います( ´ ▽ ` )