クマゴロウとたぬ吉
いやーホント。イケてない私が言うのもアレなんだけど、ほんとイケてない運使った。
今日、久々に某アルファベットの料理教室に行きました。
着席して待ってたら、男性が二人。
男性も通えるんだけど、知り合い同士らしく仲良し。
私が言うのも本当に申し訳ないんだけど、なんというか素朴なお二人。
二人で料理教室来てる時点でだけど、まぁ、うん。とてもいい人そうな雰囲気も相まって、きっとシングルかなぁという空気感。
んで、この二人と三人はきつい・・・!と直感的に思い、残りの空いてた一席に女性が来ることを祈っていたが、
キャンセルしやがった・・・(来なかった)
ということで、その男性二人と私の三人でのレッスンがスタート。
これからそのお二人をクマゴロウとたぬ吉と呼ばせていただく(見た目がそんな感じ)。
二人は初心者で教室も入りたて?らしく、一つ一つに深く感じ、感想を口にする。
先生「では、○○を7〜8mm角に切りましょう」
たぬ「せっ先生!これ、角にならないかもしれねっす!!」
先生「うん、丸い食材だからね。完璧には無理だからだいたいでいいんだよ」
たぬ「いや、俺の性格的にだいたいとか難しいっす!!」
先生「ハンドミキサーはここでおしまいなので、ここのボタン押して羽(ハンドミキサーのぐるぐる回る泡だて器の部分)とっちゃいましょう」
私 ボタンを押す。羽取れる。
クマ&たぬ「おっおおぉ!!すげえ・・・とれた・・・」
「先生これ便利っすね・・・いいっすね・・・」
先生「ここからはゴムべらを使いますよ」
クマ&たぬ「ゴムべらいいっすね・・・」
先生「百均でも売ってるから買ってみてね」
たぬ「嘘っすよ!こんなの百均にないっすよ!」
先生「あるよ」
先生「ではメレンゲをつぶさないように混ぜ込んでいきましょう」
クマ&たぬ「メレンゲを・・・つぶさずに・・・!?!?」
「先生、メレンゲをつぶさずになんて・・・できるんですか!?」
「ど、どうやって!?!?」
先生「あーさんは知ってるかな?お手本お願い」
私 切り混ぜる
先生「たぬ吉さん、じゃあやってみて」
たぬ 切り混ぜられない
先生「あ、そうじゃないかな・・・もっとね、こう・・・」
クマ「先生、絶対こいつあーさんのお手本見てなかったすよね!絶対そうっすよ!」
先生「あーさん(←もちろん本当は苗字ですが・・・)、ニンジンを丸ごと縦に切ってください」
私 「ニンジンが大きくて難しい!」
クマ「あーさん大丈夫ですかニンジンのこっち支えてますか!」
うん、ニンジンの片側支えててくれたわ・・・
もうね、一つ一つが。めっちゃ一生懸命・・・もはや可愛いよ君ら・・・(でも絶対年上)
なんかね、久々に女子の気分になった。
女子というのは、今どきの女子ではなく。小中学校の「女子」。
だって完全に二人が「ダンスィ」だよ・・・
先生も空気読んで「ケーキのタネを三等分に」とか「アスパラのはかま取って」とか微妙に細かい仕事を私に振るww
この教室では、料理を載せる食器も自分で棚から好きなものを選ぶ(まー料理の大きさがあるので範囲は限られるけど)システムで、
先生も私に気を使ったのか
「みんなで同じ食器を選ばなくていいんだよ」と強調していたけど、
三人で食器棚に取りに行ったら
私「写真だとこの料理はこのお皿かな・・・」
クマ「よしっじゃあこのお皿を三枚、と」
もうさっそくみんなお揃いですよ。いいんだけど。めんどいから写真通りにしようと思ってたからいいんだけどさ。笑
私「あ、じゃあみんな一緒のにしましょうか」
クマ「もちろんですよ!あーさんの言うとおりに!」
うん。私が言う前に君が実行したんだけどね。
調理が終わると、それを食べて自分の食器を洗ってレッスンが完了になります。
んで、ほかのレッスンのグループも同じくらいに終わって、同じスペースにあるテーブルにグループごとに座る。
そしたらさ、他のレッスンみんな女の子なわけよ。
白くて細くて髪が長く、バナナクリップで束ねて毛先がゆるゆるカールしててアイラインちゃんと引いてる女子(今どきの意味のほう)しかいないわけ!!
なぜこのテーブル(私の)だけ、私含めこんな選りすぐって集まってんだって話ですよ。
周りのキラキラ女子たち、「類友」の意味をかみしめたと思うわ。
クマゴロウとたぬ吉には何の恨みもないしむしろいい人だと思うが、もう類友すぎて笑うしかなかったww
ちなみに余談だけど前回はキラキラ女子二人(友だち同士)と私というまた違った意味での厳しい戦いだった。
みんな無造作にスナップエンドウ2つずつ取って二つに割ったのに、私のだけ二つとも実が未発達でほとんどなかった。
キラキラ女子二人は、二つともきちんと生ってて見た目も可愛く仕上がってましたわ・・・
スナップエンドウすらイケメンを引き寄せちゃうの・・・?と人生の不条理さをかみしめた。余談終わり。
まーそんな感じでクマゴロウとたぬ吉と私とで類友3人だったんだけど、なんか料理撮ってると思いきや私も入れて撮ってた気がする・・・悪用とかされないだろうしただの記念程度にしか考えてないんだろうけど、初対面の人のケータイで撮られたと思うと気分が悪くて、もっと激しく嫌がればよかったと今頃後悔している。
そのへんから、もう深くかかわらないようにしよと思い、先に片付けを済ませてあいさつもせずバッと帰ってきた。
でも同じエリアだろうから、また会う可能性もけっこうあるんだよな・・・。
できれば、その際は、実がびっしりパンパンのスナップエンドウを譲るので、どうか類友感を打破するキラキラパワーを持ったキラキラ女子、来てほしい。
クマゴロウとたぬ吉の激しい一生懸命さを書きたかっただけなのですが、オチが暗くてすみませんw